産気づいた午前1時
妻が産気づいたのは出産予定日の翌日、午前1時。
「ちょっときつくなってきた…」
といって起きてきました。
いつ出産してもいいようにと遅くまで仕事をしていたので、そこから事前に準備していたものを確認。
その間妻は再度ベッドへ横になりに戻りました。
次に妻が起きてきたのが午前3時頃。
そろそろ行かないとと思うとソワソワと何も手につかなくなり、とりあえず息子を預かってもらえるかと僕の実家に電話。
その間妻は子供用の大きめのボールをお尻の下に置いて、アプリで陣痛の感覚を確認していました。
幸いにも妹が起きており、すぐにこちらへ来てくれたので出発する前に再度荷物を確認。ハンカチ、ティッシュ、マスク(コロナウィルスが流行っていたので)がない…。
冷静なつもりがかなりテンパっていたようです…。
病院に到着。1時間も経たずに出産!
妻の準備も整い、車で早速出産予定の病院へ。
夜中(早朝)ということもあり、道路は空いてて15分ほどで到着。
簡単な手続きを済ませて、病院のスタッフの方が車椅子で妻を産科まで運んでくれました。
そこからはあっという間。痛がる妻の尾てい骨あたりを押していると強く押し返される感触が!
それを助産師さんに伝えると、「もうそろそろやね。」と出産の準備に。
妻の横で手を握りしめ、ただただ産まれてくるであろう方向をただただ見つめていました。
「髪の毛ふさふさだよ〜」
「もう体出てきてるからね〜」
「はい!おめでとうございます〜!」
と本当にこの行間を読み進めるペースぐらいで無事に産まれてきてくれました。
病院についてから約40分…!めちゃくちゃ安産でした!
長男のときもかなり早かったのですが、今回はそれよりももっと早く、病院の方々も「到着したタイミングが本当に絶妙だった」と終始和やかなムードでした。
産まれてきた子はやっぱり口唇口蓋裂…だけど
産まれてきて最初にやっぱり気になったのは口元です。
どの程度が軽度なのか重度なのかは素人の僕には判断ができませんが、それでもやはりそこばかりを気にしていました。
正直なところ不安も大きく、
「この先治療は大変なんじゃないか…」
「女の子だから将来気に病むんじゃないか…」
「いじめにあったらどうすればいいだろう…」
など産まれてくる直前までぐるぐると考えていました。
でも実際に産まれてきた我が子を見たときに不安が全部吹っ飛びました!
これは本当に実感していただかないとわからないことかも知れませんが、そんな不安なんてどうでもよくなるほど心が震え、ただただ幸せを感じました。
確かに口元は割れていましたが、出生前診断をしたおかげで、前知識もありショックは全くと言っていいほどありませんでした。妻も僕も「想定内」という感じです。
さらに、
「上顎は繋がっているんじゃないかな?」
と出産直後の確認で担当医から嬉しい知らせが…!
まだはっきりとしたことは分かりませんが、上顎が繋がっているということは、それだけ手術の回数が減るだけでなく、食事、発音などの心配、練習なども必要なくなるということかも知れません!
まだ未確定ではありますが、夫婦で大喜びでした。
この日はコロナウィルスの影響で、出産後は2時間の滞在のみでしたが、1時間以上も抱いていられたのが本当に嬉しかったです。
僕たち夫婦と同じように口唇口蓋裂のお子さんを授かったあなた。たくさん心配されていると思います。
だけど、本当に産まれた瞬間にその心配事は吹き飛びます!
それぐらいの幸福を抱え、子供は産まれてきてくれます。
産まれる前の今の時間もかけがえのないものです。
大事に大事に一日を過ごされることを祈っています。


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